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「世界腎臓デーイベント2017in大分」開催報告

 全世界で、毎年3月の第2木曜日に制定されている「世界腎臓デー」に合わせ、2017年3月11日(土)に「世界腎臓デーイベント2017in大分」がホルトホール大分で開催されました。

 会場では減塩の普及啓発を目的とした「減らしおフェスタ」の他、「慢性腎臓病(CKD)の重症化を防ぐために」をテーマとした公開講座が開催されました。公開講座には事前申し込み・当日申し込みを合わせて約350名が参加し、この問題に関する市民の見様の関心の高さ伺われました。

 

 大分市長である佐藤 樹一郎氏および大分県保険者協議会会長による主催者挨拶の後、当講座 教授 柴田洋孝の司会による挨拶とオーバービューから講演会が開始されました。
最初に大分市保健所健康課課長 竹野氏より大分市民のデータや健康診断の重要性について地元の食材の写真などを出しながら、分かりやすい説明がなされました。

 

 続いて腎臓内科 中田健より「検診検査項目の見方」というテーマで健康診断の意義や尿タンパク・クレアチニン等の検査項目について解説がなされました。

 

 2番目の講演は、仁医会病院 院長 阿部克成先生で、「食事から腎臓をまもる」というテーマでカリウムや塩分と血圧の関係、食事療法といった生活習慣のポイントについて具体的な例を交えた分かりやすい講演がなされました。

 

 最後に、大分赤十字病院 副院長 金田幸司先生からは「慢性腎臓病(CKD)の治療」として具体的な症例を提示しながらCKD治療の実際や赤十字病院で実際に行われている教育入院の効果等についてご講演頂きました。

また、当講座の柴田教授が会長として取り組んでいる大分市での専門医との医療連携の取り組みや、実際に使用しているCKD連携手帳の効果についても話されていました。

 

 最後に質問コーナーとして事前に受け付けた市民からの質問について各先生方から回答・解説して頂き公開講座が終了しました。その後希望者には血糖測定と健康相談のコーナーが設けられイベントが終了しました。本イベントにより市民に対するCKDの普及啓発が進みCKD・透析患者が減少することが期待されます。

 

文責 腎臓内科 中田健