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2016年7月9日「第1回ホルモン・腎・免疫フォーラム」が開催されました!
同門会員による知の競演とさらなる結束の強化
「ホルモン・腎・免疫フォーラム」について
「ホルモン・腎・免疫フォーラム」は、当講座の柴田洋孝教授を代表世話人として、2016年7月9日土曜日に記念すべき第1回が開催されました。現在我々の講座では毎年1月に新年会、5月に医局旅行、11月に同門会が催され、同門会の先生方と交流する機会がありますが、これまで研究会という性質での集まりはありませんでした。大分大学では内科が臓器別内科に再編されましたが、当科は内分泌・糖尿病内科、膠原病内科、腎臓内科と3つの専門内科を有する唯一の内科になりました。その特性を生かして、ホルモン、腎臓、免疫という全身の恒常性を維持するのに必須のシステムを、専門性の違う3つのグループの先生方が症例を持ち寄って集まり、一緒に勉強する機会を持てればと、柴田教授が発案されて、実現へ向けた準備が始まりました。時期は医局の行事のない夏、7月に暑気払いをかねて行うことになり、会の趣旨に賛同して頂いたアステラス製薬株式会社の協力を得て、会場の確保、会則の作成、世話人の人選、第1回の一般演題の発表施設と座長のお願いなど行いました。世話人は医局員や研修医などの勤務する公的施設や地域の中核病院の先生、開業されている同門会の先生、大学の各グループの先生などから専門性やバランスなどを考慮して、20名程度を目途に選ばせて頂きました(役員名簿)。会の開始前にお集まり頂き、第1回の世話人会にて会則(ホルモン・腎・免疫フォーラム会則)も承認されて、正式に会が発足しました。
会はプログラムの如く17時から開始され、柴田教授の開会のあいさつで、会発足の経緯や会の開催に合わせて作成された教室のロゴマークについての説明などがなされました。一般演題は4演題で、内分泌・糖尿病内科からは瀬口正志先生と但馬大介先生が、腎臓内科からは菊池秀年先生、膠原病内科からは大村雄一先生が発表されました。参加された先生なら皆感じられたのではないかと思いますが、普段聞けない領域の話を顔見知りの先生が発表され、どれも素晴らしい内容で大変勉強になりました。また、これも馴染みの深い座長の先生に司会をして頂き、気楽に質問や討論が出来る、とても素晴らしい雰囲気で会が進みました。更にその後の特別講演では国際医療福祉大学三田病院副院長の佐藤敦久先生が、難治性高血圧症とアルドステロンの関係、それに対するアルドステロン阻害薬の使い方などについて、大変わかりやすく話して下さり、日常の臨床でも早速役立つ知識が得られ、大変有意義な会となりました。
会の終了後には皆で写真撮影をして(写真1)、その後懇親会が行われましたが、幹事の後藤孔郎先生が司会を務め、前学長で当科(旧内科学第一)初代教授の髙木良三郎先生、元臨床検査医学教授で大久保病院院長の犀川哲典先生、同門会長の織部安裕先生にご挨拶頂き、会は最高潮に達しました。乾杯後は久々に会う仲間を囲んで各所に話の輪が咲き、同門会とは少し違ったムードのとても良い会になっていたのではないかと感じられました。
最後になりましたが、会の開催に全面的なご協力を頂いたアステラス製薬株式会社の社員の皆様方、特に今回担当してご尽力頂いた橘髙秀氏、事務的な仕事を担当してくれた医局事務の竹本瑞穂さんに深謝致します。
文責 : 第1回ホルモン・腎・免疫フォーラム開催準備責任者 石井宏冶
特別講演終了後に全員で記念撮影