平成31年度 研究室配属の学生発表が行われました。
長い間、頑張った学生の皆さん、指導医の先生方、
本当にお疲れ様でした。
今回の経験が、今後の飛躍につながることを期待したいと思います。
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大分大学医学部医学科4年 石岩 寛鷹
私は今回、「肥満サルコペニアの予防における杜仲茶の有用性」というテーマで研究を行いました。先行配属でしたが、手技やいろいろな検査の原理などについて知らなかったので不安も多くありました。
しかし、指導医の後藤先生に一から丁寧に教えていただいたおかげで、だんだん理解も深まっていき、手技にも慣れていきました。また、ラットの世話、ELISA法、ウェスタンブロッティング法、免疫染色など、様々な場面でご迷惑をお掛けしましたが、どれも自分の手で行わせていただき、とてもいい経験となりました。うまくいかないことも多くありましたが、実験とはこういうものなのか、と肌で感じることができたと思います。発表会については、もう少し他人に対するプレゼンをしておけばよかったと反省していますが、これからの課題として真摯に受け止めようと思います。
最後になりますが、今回ご指導していただいた後藤孔郎先生をはじめ、お世話になりました先生方、本当にありがとうございました。
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大分大学医学部医学科4年 鄭 武尚
研究室での2ヶ月はあっという間に過ぎました。
私は今回、急性期病院入院患者における手術前後の透析治療における実態調査というテーマで研究をさせて頂きました。普段学習している病気の事だけでなく、透析治療や診療科を跨ぐ治療についての現状といった、とても多面的な事を研究を通して学ぶ事ができ、大変身になるものでした。更に、何度か他病院の見学もさせて頂き、大学病院との違いなど様々な事を知る事ができました。
また、臨床研究の方法を学べた事は勿論、データを前にして、何故そうなっているのかを考える習慣が身についたと思います。分からない事がある度に先生に質問していましたが、先生はただ答えを教えるのではなく、私の持っている知識から少しずつ答えに導くように教えてくださり、今までただ頭に入れていただけの知識が研究を通じて繋がり、臨床的な目線を持つことができました。中田先生には、お忙しい中、研究についての質問や抄録の手直し、発表練習など、大変お世話になりました。また、研究中に声をかけてくださったり、気にかけて頂いた先生方、医局の皆様方にも、大変感謝しています。本当にありがとうございました。 |
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大分大学医学部医学科4年 吉村咲紀
私は今回、『原発性アルドステロン症のホルモン値と夜間血圧の関連の解明』というテーマで研究並びに発表を行いました。
原発性アルドステロン症の機能確認検査と重症度の相関の報告は現在のところないということで、きちんと結果を出すことができるのか、最初はとても不安でした。途中でなかなか上手くいかず、吉田先生から助言をいただき、症例数を増やしたり検討項目を増やしたりと試行錯誤しながらの研究でした。その苦労があったからこそ、今までにはない新たな研究結果が出た時には心の底から嬉しかったです。担当の吉田先生が、お忙しい中であるにも関わらず、毎回懇切丁寧にご指導してくださったおかげで、私自身も臨床研究の難しさを感じながらも楽しみながら、そして理解を深めながら研究に励むことができました。
今回の研究室配属を通して、ある程度予測や仮説を立てた上での研究であれども期待通りの結果がでるとは限らないもどかしさ、その反面結果が出た時の喜び、そして研究内容をどんな人にも理解してもらえるような発表を行う難しさなど、臨床研究の苦労と醍醐味を肌で感じることができました。
発表はとても緊張しましたが、吉田先生との練習の甲斐があり無事に終わらせることができました。
最後になりましたが、内分泌代謝・膠原病・腎臓内科講座の柴田教授、担当医の吉田先生をはじめ、お世話になった皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。
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大分大学医学部医学科4年 鴨川翔子
今回、私は、『大分県内3施設における腹膜透析導入症例の検討』というテーマのもと、研究に取り組ませていただきました。
研究室配属時に、大分県に特化した研究に携わりたいといった思いがあったため、そのような研究に関与できることとなり、とても嬉しい気持ちのもと、研究を始めました。
配属期間中には、学外の病院へ直接お邪魔し、患者さんのカルテを開き、必要なデータを収集するといった、大変貴重な経験をさせていただきました。手元にデータが無い、まさにゼロの状態から、研究に必要な材料を一つ一つ集め、得られたものを解析し検討するといった、研究のプロセスを一から経験したことにより、研究することの大変さ、そしてその興味深さを肌で感じることができました。得られたデータを適切な方法を用いて解析することは難しく、悩ましさを感じる場面もありましたが、同時に、非常にやりがいを感じる瞬間でもありました。
このような有意義な時間を過ごすことができたのは、ご指導くださいました福長先生のお陰にほかなりません。腹膜透析についてご教示くださるのみならず、データの扱い方や解析方法、スライドでの提示方法についてまで、様々なことを教えていただきました。本当に感謝しております。
また、講座の先生方やスタッフの皆様にも、研究を行う上で多くのご指導、ご配慮をいただきました。心よりお礼申し上げます。
今回の研究室配属において学び吸収したことを活かせるよう、今後も精進していきたいと思います。
非常に充実した3ヶ月間でした。ありがとうございました。
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大分大学医学部医学科4年 梅北浩史
私は前島先生のご指導のもと、膠原病内科で3ヶ月研究させて頂きました。SLEの病態やトシリズマブなどの分子標的薬についての理解を深めることができたと同時に、他者に対していかに分かりやすくスライドを作り、プレゼンテーションを行うかが大事であるという、今後の医療人生も視野に入れた勉強をさせて頂きました。また、膠原病という、まだ未知なことが多い世界への探索を続けることの重要性とやり甲斐を知ることができ、非常に有意義な研究室配属だったと実感しております。この度は誠に有難うございました。
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大分大学医学部医学科4年 相良早紀
今回、私は「日本人肥満症患者における腹腔鏡下スリーブ状胃切除術後の減量効果に寄与する因子の解析」というテーマで研究を行いました。
研究の結果、術後1年目の検査において、体脂肪率が下がり筋肉率がより保たれるほど、術後2年目の減量効果は良い可能性があることが明らかになりました。
研究室配属は、臨床研究について考える貴重な体験になったと思います。地道な作業も多いですが、患者さんの情報をもとに研究をさせて頂き、それが患者さんに還元できうる形になっていくことにとてもやりがいを感じました。しかし、それと同時に自分の未熟さも痛感しました。特に統計の手法は、患者さんの情報をより活用させて頂くためにも大変重要であり、もっと身に付けたいと強く思いました。これから、研究室配属で感じた思いを忘れず、勉学に励んでいきたいと思います。
最後になりましたが、研究室配属の期間、丁寧にご指導下さりました正木先生と尾関先生、いつも温かく見守って下さった内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座の先生方、事務の方々に、厚く御礼申し上げます。
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